冷えは婦人病の原因となる

婦人病は女性の身体の構造上、ある程度避けられない病気と言えます。しかし冷え性や生活習慣などを見直すことで婦人病になるリスクを減らすことは可能です。

 

 

 

命の危険性がある病気を引き起こす原因にもなりかねない婦人病を改善するにはどうすればいいのでしょうか。詳しくご紹介します。

冷えによって起こる婦人病って?

婦人病とは女性特有の器官である子宮や膣などに纏わる病気の総称を指す言葉です。婦人病に分類されるものには月経不順月経困難症更年期障害出産妊娠機能の異常女性器障害などがあります。

 

 

 

発症の原因は様々で、婦人病になる年代も幅広いのですが、更年期を終えて生理が無くなった辺りから婦人病の症状は出なくなることが多いようです。確かに女性器や子宮などの病気であることを考えれば、生理が終わった後は婦人病にならないというのも納得できますよね。

 

 

婦人病は自律神経の乱れによって起こることが大半であるとされているようです。実際に自律神経失調症と診断された女性の多くは婦人病を同時に発症していることが多いのだとか。

 

 

 

女性は男性と比べてホルモンのバランスが安定しにくいと言われています。なぜなら、女性には月に一度の生理が有り、生理期間中とその前後は身体の中のホルモンバランスが急激に変化してしまうからです。その他にも妊娠や出産でホルモンバランスが崩れてしまうことも多いようですね。

 

 

生理や妊娠、出産によって崩れたホルモンバランスはなかなか修復することが難しく、常に崩れた状態となってしまう方が少なくないようです。そうすると、ホルモンバランスの乱れを原因として自律神経の調整が出来なくなり、婦人病などを発症させてしまいます。

冷え性と婦人病の関係

自律神経の乱れは女性の持つホルモンバランスの良好な状態での維持が難しいという点に加えて、女性に多い冷え性を原因として起こる場合もあります。

 

 

 

冷え性は四肢の末端から徐々に身体が冷えていくため、末梢神経の働きを阻害してしまったり、血液の循環を妨げてしまったりします。そうすると内臓や筋肉の働きを弱めてしまい、最終的には自律神経の乱れに繋がるのです。

 

 

また、冷え性と婦人病は互いの症状を悪化させあってしまうため、あまり良くありません。例えば婦人病の症状として精神不安定になってしまうというものがありますが、この状態は全身の筋肉をこわばらせ、血管を収縮させてしまうため冷え性を悪化させることに繋がります。

 

 

 

逆に冷え性によって体温が下がってしまうと、膣が炎症を起こして月経不順や酷いときだと生理が止まってしまうケースもあるようです。

 

 

 

このように婦人病と冷えの間には互いの症状を悪化させる相互作用が働くため、もし冷えによって婦人病が発症してしまった場合はなんとしても早急にこれらを改善しなければいけません。

婦人病の症状ってどんなもの?

冷えによって起こる婦人病の症状をご紹介しますので、心当たりがあるという方はチェックしておきましょう。

 

 

 

また、冷え性や婦人病の症状が無いという方でも、どのような症状が起こるかを把握しておくことでもしものときの対応を早めることが出来ますので、見ておいてくださいね。

月経不順

 

月経不順とは生理のペースが均一では無くなったり、生理が来なくなってしまったりする状態のことを指します。月経不順の症状は人によって様々で、生理の来るペースが短く生理期間が長い人もいれば、生理周期が長く生理期間が短い人もいるようです。

 

 

 

また、生理期間や生理周期が全くバラバラで予測が出来ないという方や生理が無くなってしまう方もいらっしゃるようです。どちらかと言うとこの症状は月経不順の中では重めの症状で、冷え性が重なった場合や過度のストレスに長期間晒された場合に陥ることが大半なのだそう。

月経困難症

 

稀に月経不順と間違えられることのある月経困難症ですが、月経不順と月経困難症の症状はまったく異なったものです。

 

 

 

月経困難症は生理のときにありがちな痛みが耐えきれないほど強くなったり、頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こしてしまったりする病気のことで、思春期〜20代前半の女性に多く見られますね。

 

 

 

月経困難症は「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の2種類に分けることが出来るのですが、冷え性によって引き起こされるものは機能性月経困難症に分類されるようです。

 

 

 

月経困難症によって痛みが出る理由はプロスタグランジンと呼ばれる子宮を収縮させる成分の過剰分泌が原因となっており、冷え性の症状がある方が月経困難症になった場合、ただでさえ冷えによって収縮している子宮が更に締め付けられるため痛みが悪化しがちになります。

更年期障害

 

冷え性が更年期障害の直接的な原因になることはありませんが、傾向としては冷え性を患っている人ほど更年期障害の症状が強く出やすいようです。

 

 

 

更年期障害の症状としては自律神経の乱れによる発汗や動悸などが有名で、精神面でも気持ちが落ち着かないイライラが抑えきれないといった症状が起こります。

 

 

 

また、更年期障害によって冷え性になることもあるようなので、更年期以降は特に冷え性に注意しておく必要があるでしょう。

 

 

冷え性を改善して婦人病を防ぐには

婦人病は強いストレスや乱れた生活習慣を原因として発症することもありますが、やはり冷え性が婦人病を発症させる引き金になっている場合が多いようです。しかし、考え方を変えれば冷え性を改善することで婦人病を治すことが出来ると解釈することも出来ます。

 

 

 

効果的な冷え性の改善方法をご紹介しますので、婦人病に悩まされているという方は是非参考にしてみてくださいね。

お酒を控える

 

生理中にお酒を飲むと普段より深酔いしてしまいますよね。なぜ生理中は良い安くなってしまうのかというと、生理期間中は子宮の活動に多くの血液が使われるため、他の臓器の働きは低下してしまうからです。

 

 

 

生理期間中の飲酒は本来子宮の活動に使われるはずだった血液や栄養を無理やりアルコールの分解に充ててしまうため、生理困難症の症状を悪化させやすいと言われています。

 

 

 

お酒が大好き!という方も生理中や生理の前後はなるべく控えるようにした方が良いでしょう。

 

 

 

また、麦が原料になっているお酒は身体を冷やす効果があるため婦人病の傾向があるという場合は生理期間中かどうかに関わらず飲酒を避けるようしてください。

ウォーキング・ランニング

 

適度な運動は冷えによって失われた手足の指先の感覚や熱を取り戻してくれる効果があるため非常に効果的です。

 

 

 

しかし、婦人病の症状が出ているときに運動をしてしまうと頭痛吐き気の原因となってしまう場合があるため控えるようにしましょう。

 

 

 

やる気があるという方はウォーキングやランニングなどの有酸素運動に加えて、軽い筋トレをするのも良いかもしれませんね。

 

 

 

日本人女性の多くは筋肉量が不足しているために冷え性になっていると考えられています。なので、筋肉をある程度つけておくと冷え性を改善することが出来るのです。

大豆製品を食べ過ぎない

 

大豆はホルモンバランスを整える効果を持っているため、婦人病の改善に有効なのですがあまりにも食べ過ぎると身体を冷やしてしまいます

 

 

 

目安としては豆乳を1日1杯程度に留めておくとホルモンバランスをコントロールしつつ身体の熱を保つことが出来るでしょう。

まとめ

婦人病は単体でも厄介なものですが、放っておくことで子宮頸がんなどの重い病気を引き起こす原因になってしまうことがあります。

 

 

 

特に40代以降は免疫力の低下によってがん細胞の発生を抑えることが難しくなってくるので、40歳以上で婦人病の症状が出ているという方はご紹介した冷えや婦人病の改善方法を実践してみてくださいね。