冷えと自律神経失調症の関係

冷えと自律神経失調症、どちらも女性が悩むことの多い問題として非常に有名ですよね。しかし、この二つに密接な関係があると知っていたという方は少ないのではないでしょうか。

 

 

 

冷えや自律神経失調症は場合によっては命の危険性を伴う病を引き起こす原因となりかねません。そうならないためにはどんな対策をしておけば良いのでしょうか。詳しくご説明しましょう。

自律神経の乱れによって冷え性になることがある

女性の悩みとしてよく取り上げられる冷え性ですが、なぜ女性ばかり冷え性になってしまうのでしょうか。冷え性の原因は身体の構造上の問題や生活習慣、食生活を原因としていることもありますが、最近の研究で自律神経が乱れている人ほど冷え性になりやすいということが分かりました。

 

 

 

そもそも自律神経とはどんなものなのでしょうか。自律神経は末梢神経の一部として考えられており、主に内臓の機能調節や内臓から送られてくる情報を中枢神経に伝える役割も持った神経系のことを指します。

 

 

分かり易く言うと脳と内臓とを繋ぐ伝令役と言ったところでしょうか。自律神経は上記の内臓機能の調節効果に付随して血液や血管の状態を適切に保つ役割を併せ持っています。

 

 

 

例えば自律神経のうち交感神経と呼ばれる神経系が活発化しているときは血管が収縮し、副交感神経が活発になっている場合は拡張します。

 

 

 

自律神経は本来交感神経と副交感神経が交互に働くものなのですが、冷え性は慢性的な血管の収縮によって引き起こされるため、交感神経ばかりが活発に働いていると冷え性の原因となってしまうようです。

 

 

 

加えて自律神経の乱れは冷え性だけでなく急な動悸や発汗などの異常を発生させる原因にもなるため、それらの症状が進むと「自律神経失調症」と呼ばれる病気になってしまうことも。

自立神経失調症が冷えを生む理由

自律神経が乱れてしまうと交感神経ばかりが優位になってしまうため、常に血管が収縮した状態になります。そうなると身体の隅々まで血液が循環しなくなり、毛細血管の多い身体の末端から少しずつ冷え性の症状が出るようになっていくようです。

 

 

 

また、本来血管を拡張するはずの副交感神経が優位になり過ぎた場合もまた冷え性を発症させてしまいかねません。

 

 

 

自律神経はご説明しましたように交感神経と副交感神経の働きが交互に入れ替わることで正常に機能するものですから、どちらか一方だけが働きすぎると正常な機能を保つことが出来なくなってしまうのです。

 

 

自律神経失調症を患っている方の多くは同時に強いストレスを日ごろから感じている方が多いため、ストレスによる冷え性の悪化を招くことがあるようです。

 

 

 

例えば悲しみや怒りなどの感情は全身の筋肉をこわばらせ、血管を締め付けることに繋がります。そうすると自律神経失調症によって起こった冷え性を更に悪化させることになりますから、注意しましょう。

 

 

 

このように自律神経失調症は原因となるストレスと相まってどんどん冷え性の症状を悪化させてしまうので、しっかりと対策をするようにしましょう。

自律神経失調症になってしまう原因

自律神経失調症は冷え性と同じく女性に多い病気です。自律神経失調症を発症する原因はストレスであるとされていますが、実は他にもいくつか原因があるのではないかと言われており、現在の医学では完全に解明されていないようです。

 

 

 

例えばストレス以外に自律神経失調症を引き起こす可能性があると言われているものに生活リズムの悪化ホルモンバランスの悪化偏食環境の変化などがあります。

 

 

この中でも特に女性に関連性が深いのはホルモンバランスの悪化でしょう。初潮から始まる女性機能は体内のホルモンバランスを著しく変化させてしまいます。

 

 

 

例えば生理のとき妙にイライラしてしまうことってありますよね。それは体内のホルモンバランスが生理により乱されているから起こるのです。

 

 

 

このようにホルモンバランスの乱れは私たちの生活に様々な悪影響を与えてしまいますが、自律神経失調症を発症するのは慢性的にホルモンバランスが安定しない更年期に多いようです。更年期障害の代表的な症状である冷え性はこのようなメカニズムで起こっていたのですね。

 

 

逆に若い女性の場合はよほどの偏食や生活リズムの悪化が無い限りホルモンバランスの悪化を原因として自律神経失調症になることは無いようです。

様々な悪影響の原因となる自律神経失調症

自律神経失調症は冷え性以外にも様々な健康上の弊害を生み出す原因になります。これらの症状に該当する箇所がいくつかあるという方は自律神経失調症になっている可能性があるため、早急な検査が必要です。

 

突然心臓の鼓動が早くなる

自律神経失調症の典型的な症状のひとつに脈拍が飛ぶ、心臓の鼓動が早くなるなどの心臓に違和感が生じるというものがあります。

 

 

 

自律神経は内臓機能の調節を役割とする神経ですから、ここに異常が発生すると内臓を適切に制御することが出来なくなり誤作動を起こしてしまうのです。

 

 

 

動悸などの症状は重い病気を連想してしまいがちですが、自律神経失調症の場合は命に別状はないため比較的安心できます。しかし、放っておくと冷え性を経由して命に危険が及ぶ病気を発症する原因となることがあるため、なるべくはやく対処しておきたいですね。

 

 

感情のコントロールが出来なくなる

自律神経失調症の症状がひどくなるにつれて、感情のコントロールが難しくなることがあるようです。具体的な症状として挙げられるのは物忘れの増加、ケアレスミスの増加、急に悲しくなる、イライラが抑えられないなど。

 

 

 

このように自律神経失調症は感情の制御能力をも奪い去ってしまいます。また、嫌な気持ちになったり、怒ったりといった感情は血管を収縮させるため、更なる冷え性の悪化に繋がる場合もあるようです。

自律神経をケアして冷え性を改善する方法

自律神経失調症は冷え性の大きな原因のひとつとなることに加え、他にも様々な体調不良の原因にもなりえます。ですから、出来る限り素早く対策し改善を図ることが必要になるのです。

 

 

 

自律神経を整えるのに最適な改善方法をご紹介しますので、もしかしたら自律神経が乱れているのかもと自覚のある方は是非参考にしてみて下さいね。

炭酸入浴剤入りのお風呂に入る

 

炭酸入浴剤は炭酸の力で身体を温めてくれる他、リラックス効果が期待できます。基本的に自律神経失調症はストレスが原因になっていることが多いため、リラックス効果と身体を温めてくれる効果のある炭酸入浴剤は自律神経を整えるためにも、冷え性を改善するためにも非常に効果的です。

 

 

 

また、炭酸入浴剤を使うときは普段より少しお湯を熱くしておくと効果が増大します。熱いお湯は血行を促進させてくれるため、これもまた冷え性と自律神経の調整に役立つのです。

少し睡眠時間を長くする

 

就寝中は副交感神経が優位になるようです。副交感神経が優位になると脳と身体がリラックス状態になるためストレスの解消をすることが出来、それに加えて血管が拡張するため血の巡りが良くなります。

 

 

 

自律神経失調症を患っている方は睡眠時間が6時間以下であることが多いようなので、あまり寝ていないという方は少し睡眠時間を多く摂ってみては如何でしょうか。

 

 

 

また、もし不眠症の傾向がある場合は上記の炭酸入浴剤を入れたお風呂にじっくり入った後すぐにベッドに入るようにすると普段より寝つきが良くなるでしょう。

まとめ

自律神経失調症にしろ冷え性にしろ、これらは女性が悩む体調不良の中でも一二を争うほど多くの方が悩んでいる問題です。

 

 

 

また、これらは更なる重い病気を併発させてしまう原因にもなりかねません。そうならないためにもご紹介した改善方法を参考にあなたの身体を労わってあげて下さいね。