冷えと慢性関節リウマチについて

女性によくある悩みとして有名な冷え性ですが、実は慢性関節リウマチを悪化させる原因や発症させる原因と考えられていることをご存知でしょうか。冷え性自体はそこまで怖いものではありませんが、慢性関節リウマチは恐ろしい病気です。

 

 

 

この記事ではそんな冷え性と慢性関節リウマチの関係について詳しくご説明しています。冷え性の方であれば誰でも慢性関節リウマチを起こしてしまう可能性がありますので是非読んでみて下さいね。

慢性関節リウマチって?

リウマチとは広義には自身の免疫によって手や足の関節が侵されることで関節痛や関節が変形してしまう「炎症性自己免疫疾患」と呼ばれる病気のひとつです。

 

 

 

場合によっては痛みや変形が関節だけではなく、内臓や脊椎、筋肉にまで及ぶことがあるため非常に危険な病気と言えるでしょう。

 

 

長らく世界中の医学者によって研究が続けられている慢性関節リウマチですが、今のところ直接的な原因の解明には至っておらず、一度発症してしまうと完治は望めません。また薬の効きも人により様々であるため、症状の緩和がほとんど見込めないというケースもあります。

 

 

 

慢性関節リウマチを発症する原因と考えられているもののうち有力な候補として挙げられているのは、冷え性遺伝生活習慣感染症などによって起こる免疫異常だと言われています。

 

 

実際に遺伝によって免疫系に何かしらの異常を抱えている人や冷え性によって免疫力が低下している人は慢性関節リウマチになることが多いようです。

 

 

 

また、慢性関節リウマチは女性に多く発症することで有名です。比率的には1:4で女性の方が多いとされており、冷え性を患っている女性は特に注意することが必要になるでしょう。

冷え性と慢性関節リウマチの関連性

冷え性が免疫異常の原因となっているとご説明しましたが、冷え性と免疫との関係について詳しく知らないという方のために加えてご説明しておきましょう。

 

 

 

一見冷え性と免疫の間には何ら関連性が無いように思えます。しかし冷え性と免疫には実は深い関りがあります。

 

 

 

人間の免疫細胞は体温が37度前後に保たれているとき最も強く働くのですが、冷え性により基礎体温が慢性的に低下してしまっていると、それに付随して免疫力も常に下がった状態となってしまうのです。

 

 

また、冷え性の症状である末梢神経に負荷が掛かる点や血管が萎縮してしまう点もまた慢性関節リウマチを引き起こす原因になると推察されているのだとか。

 

 

 

この2つの点は慢性関節リウマチの原因となってしまう可能性がある他、慢性リウマチの初期症状に気付かない原因にもなるため非常に厄介です。

 

 

更に冷え性は慢性関節リウマチの症状を悪化させてしまうことがあります。慢性関節リウマチは統計的に多湿・低温環境では痛みが強くなる傾向がありますから、冷え性を併発している場合は常に強い痛みを伴ってしまうようです。

 

 

 

このように冷え性と慢性関節リウマチの間には深い関連性があるのです。

冷え性による慢性関節リウマチの症状

冷え性を間接的な原因として慢性関節リウマチになってしまった場合、また冷え性と慢性関節リウマチを併発してしまった場合はどんな症状が出るのでしょうか。

 

 

リウマチは完治することのない病気ですが、早めに気付いて治療を開始することで症状の緩和をすることが出来る病気でもあります。なのでこれからご紹介する症状に当てはまる点があるという方はすぐに医師に相談するようにして下さいね。

初期症状

 

 

 

 

 

慢性関節リウマチの初期症状には食欲減退・慢性的な疲れ、だるさ・熱っぽいなどのなんとなく調子が悪いというような症状が多く見られます。

 

 

 

これらの初期症状は無視してしまいがちなのでこのタイミングで慢性関節リウマチに気付くことが出来る方は少ないでしょう。

 

 

 

精神疾患やストレスなどで起こる食欲減退や慢性的な疲れと似通っているため、初期症状が出た段階で気付くことは確かに難しいですが、一点だけ他の病気に由来する症状とは違いう点があります。

 

 

 

それは「身体がこわばる」ということ。慢性関節リウマチを発症している場合は身体がこわばってしまい思うように動かないという症状が見られることが多いため、この点を見逃さずにしっかり気を付けておくと初期段階で慢性関節リウマチの発症に気付くことが出来るでしょう。

 

 

 

しかしながら、冷え性を併発していた場合は身体のこわばりに気付くことが出来ないことがあるようです。というのも冷え性は悪化すると皮膚表面や四肢の末端の感覚が鈍くなってしまうため、身体のこわばりが慢性関節リウマチの症状ではなく冷え性によるものだと誤認してしまうのだとか。

リウマチ特有の症状

 

慢性関節リウマチは大抵の場合緩やかに進行します。初期症状が出始めてしばらくすると、慢性関節リウマチ特有の症状が出始めます。例えば手足の先の関節が腫れる痛むなど関節炎の症状が顕在化していくようです。

 

 

 

関節炎は局所的に起こるのではなく、小さな関節であればどこにでも起こる可能性があるようです。なので初期症状の段階で気付かなかった方でも突然身体の小さな関節が腫れ始めるため、慢性関節リウマチの発症に気付くことができるでしょう。

 

 

 

関節炎は一時的な回復をすることはあれど、基本的に治ることはありません。炎症が出始めると少しずつ炎症が起こっている範囲が拡がっていき最終的には関節だけでなく内臓や筋肉を侵食してしまいます

関節の変形

 

慢性関節リウマチは少しずつ関節を蝕んでいきますが、その症状は関節の痛みやこわばりだけに留まりません。症状が進んでいくと、関節炎を起こしている箇所が次第に変形するようになるようです。

 

 

 

関節が変形し始めると、炎症により関節そのものが無くなっていきます。そうなると骨と骨が直接触れ合っている状態になり、これを「強直」と言うようです。強直状態になるともはやその部位はまったく動かない状態になってしまいます

 

 

 

もし、慢性関節リウマチと同時に冷え性の症状が出ている場合は関節の変形を促進してしまう可能性があるようです。なので、慢性関節リウマチと冷え性の併発はなんとしても避けなければいけません。

慢性関節リウマチにならないためには

禁煙

 

煙草は慢性関節リウマチの原因のひとつと考えられています。統計的にも喫煙者や喫煙者が近くにいる人は慢性関節リウマチになることが多いようで、症状を悪化させる原因にもなりかねません。

 

 

 

また喫煙は血管を収縮させてしまうため冷え性を悪化させてしまう原因になることがあります。リウマチや冷え性を予防する上で喫煙は百害あって一利無し。喫煙習慣があるという方は少しずつでも良いので禁煙を始めましょう。

腸内環境の改善

 

最近の研究で腸内に存在する細菌の状態は身体の免疫力に深く関わっているということが判明しました。慢性関節リウマチは免疫系の異常によって起こる病気であるため、腸内環境を整えて細菌の状態を良好に保っておくと予防効果が期待できるでしょう。

 

 

 

ちなみに冷え性は腸内環境の悪化に繋がってしまいます。なので、腸内環境を整えるためにはまず冷え性の改善が必要になります。即効性のある改善方法としては長めの半身浴ウォーキングなどがオススメです。

細菌やウィルスに感染しないようにする

 

慢性関節リウマチの引き金になる細菌やウィルスは未だ判明していませんが、少なくとも特別な細菌やウィルスが原因ではなく、インフルエンザや風邪の菌などの普遍的なものが原因になっていると考えられているようです。

 

 

 

そうすると、ただの風邪やインフルエンザと言っても油断することは出来ないということになります。なので冷え性による免疫低下を感じる場合はリウマチにならないためにも、外に出たあとの手洗いうがいなどを徹底するようにして細菌やウィルスに感染しないように心掛けるようにしましょう。

まとめ

慢性関節リウマチは本当に怖い病気です。関節の断続的な痛みや機能不全、変形などは強いストレスの原因になりがちですし、何より治らないという点が恐ろしいですよね。

 

 

 

しかし、原因が分かっていないとは言っても冷え性や喫煙など、慢性関節リウマチになりやすい方の特徴や効果的な予防方法は少しずつ明らかになってきています。

 

 

 

慢性関節リウマチになる可能性は誰にでもありますから、是非今回ご紹介した方法を試してしっかり予防しておくようにして下さいね。