就寝中に身体の冷えを防ぐ

冷え性の人は、女性でも男性でもいらっしゃいますが、やはり冷え性で夜なかなか寝付けないとか、就寝中も冷えて目が覚めてしまうなどを訴えているのは、断トツに女性のほうが多いようです。

 

ここでは、冷え性を解消して就寝中には目を覚まさずにぐっすり眠れるために、是非とも心がけてほしい事や、試してみる価値ありのアイディアを、ご紹介したいと思います。

1:冷え性の人は就寝中でも温まらない?

睡眠が浅い

普通は就寝中には、体温が布団のなかでキープされ、布団の素材も温まり、さらに身体全体がポカポカと温まっていくものですよね。時々暑くなって布団を剥いだり、再びかけたりなどを、無意識のうちにしていると思います。ですが、冷え性の人は、いつまでも身体も布団も温まらなく、特に冬場はなかなか眠りにつけない日がしばしばあります。

 

 

 

やっと眠れたとしても、身体が温まっていないので眠りが浅く、トイレに行きたくなって一晩に数回目が覚めてしまうとか、ちょっとした物音で目が覚め、「まだ身体が冷えているなあ」と感じながら、再び眠りに入るのに時間がかかったりするのです。普通の体質の人なら、就寝中に身体の熱を放出してお休みタイムに入っていくべきものが、冷え性の人は熱をキープしなければいけないと脳が働くので、なかなかお休みタイムに入ることができないのです。

 

 

 

しかし一日の疲れはあるので、気持ちは早く眠りたいのに、身体はそうなれないのでイライラし、さらに目が冴えてしまう人も。

 

 

朝まで足が冷たい

人によっては朝起きた時には、まだ足が冷たいままであったり、布団の中もぜんぜん温まっていなかったりします。冬場など、就寝中に布団のちょっとした隙間から入り込む冷たい空気で直ぐにまた足が冷えるので、眠っている時でも、もうろうとしながら常に足を布団にからめなければいけません。

 

 

 

妻が隣で寝ている夫から、「君の足が冷たいから、こっちに伸ばさないでくれ」などと言われてしまった話も耳にします。

 

 

2:冷え性の人におススメの就寝前の体操

腕、手、手指のストレッチ

冷え性で常に手や手指、または腕全体が冷たい人には、就寝前の簡単な体操をおススメします。就寝前なので、汗をかくほどの体操をすると気が高ぶって、かえって寝付けなくなるので、軽いストレッチ的な体操が良いようです。手や手指が冷たい人は血流も悪いので、手指の先まで血行をよくするためと、リンパの流れを良くして老廃物や余分な水分を排泄に持っていくために、簡単な体操をゆっくりとします。

 

 

 

例えば、腕を前方か横か少し後方かに伸ばし、肩も伸びる感じで指先を、遠くのものをタッチするかのように少々力を入れて伸ばします。伸ばしたまま、手指を一本筒数えるようにゆっくり折り曲げ、そして一本づつまた開いていきます。各指はしっかり折り曲げてもいいし、 指の付け根だけを折るように曲げても良いです。

 

 

 

次は腕を伸ばした状態で、ゆっくりと右にねじったり左にねじったりしてみてください。行なう時はぜひ胸を張って姿勢を良くしてゆっくり行なうと、身体は温まりやすくなり早く効果が得られるでしょう。

 

 

足のストレッチ

足は布団の中で真っ直ぐ伸ばし、つらないように気をつけながら足の甲をゆっくり伸ばし、数秒キープして脱力します。今度は逆に足指を頭の方向へ反り返らせるように力を入れ、ふくらはぎの後ろを伸ばし数秒キープ、そして脱力します。血行リンパの流れを助け、気持ちよい眠りを誘います。

 

 

3:就寝前の温かい飲み物は冷え性に効果的か?

温めたミルク

よく就寝前に温かいミルクを飲むと、気持ちよく眠れると聞きますよね。確かに高ぶった神経をホッとさせるし身体を温めるので効果のある人もいますが、むくむ原因にもなるということで好まない人もいます。叉、ミルク中の糖分が気になる人もいるので、気になる人は気持ちよい眠りを誘えないので、逆効果になってしまいます。

ジンジャーティー

生姜は身体を温めるし、風邪にも良いと言われていますよね。ジンジャーティーでなくても、就寝前でも大丈夫なカフェインフリーのハーブティーであれば効き目はあります。しかしやはり就寝前のドリンクは、むくみの原因にもなり得るので、日ごろからむくみやすい人は、控えたほうが良いかもしれません。

 

 

白湯

白湯はただの温かいお水なので、歯にも問題ないですし、身体を温め神経も落ち着かせる効果があり、就寝前の飲み物としては一番無難でしょう。ただ普段からむくみの心配がある人は止めておきましょう。むくみは叉冷えの引き金にもなります。一度試してみて気持ちよく眠れたなと感じたら、時々飲んでみても良いと思いますが、カップ半分以下くらいが良さそうです。

 

 

4:冷え性に良い就寝中の呼吸

 

 

腹式呼吸

冷え性の人は是非普段から腹式呼吸を心がけて欲しいと思います。しかも鼻から息を吸って、ゆっくり口から吐くというのを習慣付けているなら、就寝中でも鼻から空気が入り、鼻、または口から自然と空気が吐き出されやすくなります。鼻から息を吸うと、空気はろ過され温まった状態で肺へゆっくり深く入ってくれます。叉、鼻からの方が複式呼吸になりやすいです。

 

 

 

腹式呼吸も普段の習慣で自然に出来るようになります。お腹を膨らませるように息を吸い、ゆっくり口から吐き出すことで気持ちを落ち着かせる事ができますし、身体にエネルギーが良く巡回します。

 

 

鼻づまりを改善

鼻から息を吸いやすく、そして腹式呼吸をしやすくするためには、鼻づまりの人は是非つまりを改善して、楽な呼吸が出来るようにしてほしいと思います。いつも鼻づまりだと、口呼吸になってしまい、体内に入り込む空気が温まりにくい上に、モイスチャーが減り、口や喉がカラカラになってしまいます。

 

 

 

 

5:丹田からのエネルギー放出?

丹田はエネルギーの貯蔵庫

東洋医学では、丹田はおへその少し下辺りにあるとされ、ここは人間のエネルギーの貯蔵庫とも言われている場所なのです。エネルギー(気)は目には見えないですが、取り巻く環境内のエネルギーと、その人が今持っているエネルギーとが連動しあって、その人を元気に楽しくしてくれたり、良いエネルギーが不足していると、元気を損ねたりします。

 

冷え性の人が就寝中に質の良い睡眠が持てるように、ちょっとこれを試してみて下さい。布団に入ったときに、1,2回深呼吸をしてから、顔も含めて身体全体に力を入れます(疾患のある人やお年よりは気をつけてくださいね)。このときに歯は食い縛らなくても良いです。

 

 

 

力をこめたままゆっくり5くらい数え、その後脱力するのですが、この時にまず丹田から力を緩め、イメージとして身体の上下左右前後へ外へ向かってジワジワと力を緩めていくのです。手足の指先まで力が緩んだ事をイメージで確認し、一度深呼吸します。これをすることで、"身体が地に着き安堵した”眠りにつけるようです。

 

 

温かいとイメトレする

一昔前は、ヘルス事でイメージトレーニングなど、ナンセンスと思われがちでしたが、最近では様々な分野のドクター達でも、治療にプラスして"良いコンディションだとイメージさせる”、"脳に言い聞かせる"のような事もアドバイスしてくださる場合があります。

 

 

 

メンタルは肉体に確かに影響を与えるので、「自分は病気に違いない」と信じ続けると本当に具合が悪くなり、「大丈夫、この程度で自分はラッキーだった」「ありがたい!」などと明るく捉える事で、悪い細胞が消えていったという人も沢山います。冷え性も、冷え性の専門治療をするにしても、「温かい、温かい」と自分の脳に言い聞かせながら行なうほうが、より良いに違いないのです!

 

 

 

 

まとめ

 

いかがでしたか。冷え性は世間で病気とは捉えられていなくても、当人にとっては深刻な身体の問題なのです。冷えで、就寝中は眠りが浅かったり、朝は気持ちよく起きれなかったり、日中に疲れやすくもなるのです。あなたが就寝中にぐっすりと深い眠りにつけるように、適度な体操、呼吸法、就寝前の少しの温かな飲み物、"身体は温かい”というイメージトレーニングなどを試してみてはいかがでしょうか。