眠れないのは冷え性のせい?冷えと不眠の関係とは

冷え性に悩む人にとっては、寒い時期は特に辛いですよね。冷えを凌ぐために電気毛布を使ったり、靴下を何枚も履いたりしている人も多いのではないかと思います。

 

 

 

日常生活でも何かと不便なことが多い冷え性ですが、実は冷えが原因となり、満足に寝ることができないいわゆる不眠症になる可能性があります。すでに身に覚えがある人もいるかもしれませんね。

 

 

 

疲れの原因になる不眠を改善するためにも、「冷え」と「不眠」の関係性を知っておきましょう。

冷え性は不眠症の原因にもなる

 

不眠症と聞くとストレスなどが原因のイメージが強いと思いますが、冷え性や体の冷えが原因となることもあります。冷えが気になってなかなか寝付けなかったり、何度も起きてしまったりといったことはないでしょうか?

 

 

 

起きたときにダルさや寝不足を感じるのも、実は冷えによる不眠になっているからかもしれません。

 

 

 

でも、人によっては「ただの不眠症だ」と思っていることもあると思います。実は冷え性が原因なのに、自分が冷え性であることに気づいていないという場合も考えられます。

 

 

 

冷え性かどうかを簡単にチェックする方法としては、朝起きてすぐに体温を測ること。その結果36℃以下になっているという場合は、高い確率で冷え性であると言えるでしょう。「原因が分からないけどなかなか眠れない」という人でも、その原因は冷え性によるものだと考えることができるようになります。

 

 

 

その他にも、下半身が冷えやすかったりむくみやすかったり……。不眠の原因が冷えだということが明確になれば、それなりの対策もできるようになりますよね。

冷えによって不眠になるのはなぜ?

寒さを感じるから

単純に、手足が冷たく寒さを感じることから眠りにつきにくいということも考えられます。

 

 

 

睡眠時に手足が冷えやすいという人は、温めるために何らかの対策をとっていることも多いと思います。例えば厚手の靴下を履いたり、手袋をはめて寝たり……。

 

 

 

これらの方法は一見体を温めるために効果的に思えますが、実は逆効果かもしれないんです。

 

 

 

寝ている間には、自分ではあまり気がつかないかもしれませんが手足に少なからず汗をかいています。普通はそこから熱を放出し体温調節を行うのですが、手袋や靴下などでカバーしてしまっていると、放出しきれずに逆に汗で体を冷やしてしまうことにもなりかねないのです。

体がリラックスしきれない

就寝時、体の内部は内臓などの働きを休息するに伴って温度が下がりますが、外側は手足から熱を放出することによって眠りにつきやすくなります。ただしこれは血行が良好な場合です。

 

 

 

冷え性の人は血行が悪いために体が冷えてしまっているので、寝ようと思っても手足が温まらずに眠りにつきにくくなってしまうのです。

 

 

 

そしてそんな状態を改善し体温を高めようと、体は眠るときでも働きを続けます。その結果体をリラックス状態にすることができず、深く眠れなかったり寝つきが悪くなったりしてしまうのです。

自律神経の乱れ

体温調節をするために重要となるのが自律神経の働きですが、女性の場合、ストレスや生理などの影響によって女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経が乱れやすくなってしまいます。

 

 

 

自律神経が乱れると、いくら頑張ったとしても血行は悪くなりがちで、必然的に冷えの症状も悪化してしまうことが考えられます。まさに悪循環にはまってしまうということですね。

足が冷える原因はお尻のコリ?

 

冷え性の人の場合、冷えが気になるのは手足だけではなく、「お尻」も含まれるのではないでしょうか。デスクワークが増えたことからも、普段からお尻を使うことは少ないですよね。そんなお尻の冷えの原因が実は「コリ」で、不眠を引き起こしているものであるとも言えます。

 

 

 

冷え性の多くは、上半身は普通でも下半身に脂肪がつきやすくかったり、むくみやすかったりといったことが当てはまると思います。これはまさにコリ(冷え)によるもので、コリを解消することにより不眠と同時に解消が期待できるものです。

 

 

 

足が冷える原因は、ずばりお尻にある「梨状筋(りじょうきん)」という筋肉のコリです。梨状筋はインナーマッスルの一種で、坐骨神経を通る交感神経の近くについています。

 

 

 

平常時であればただ単に姿勢を保つサポートをしてくれる筋肉なのですが、この筋肉が凝ってしまうことにより、近くの交感神経にまで刺激を与えてしまいます。交感神経が刺激を受けることによって同時に血管をも圧迫してしまうため、血流を悪くしてしまうのです。

お尻のコリを調べる方法

お尻(梨状筋)が凝っているかどうかは、簡単な方法で調べることができます。

 

 

 

まず椅子に浅めに座り、片方の膝の上にもう片方の足首付近を乗せます。その状態のまま乗せたほうの足の膝に肘を乗せ、ゆっくりと下に押していきます。

 

 

 

このときに、押した膝が水平以下まで下がらないか、もしくはお尻に痛みを感じるような場合はお尻が凝っている可能性が高いです。

 

 

 

冷えを防ぐためにも、定期的にお尻のコリを調べてみましょう。

冷え性がぐっすり眠るためのコツ

湯船に浸かる

お風呂ではシャワーで済ませてしまう人も多いと思いますが、シャワーでは体を芯から温めることができません。冷え性の人の場合は特に、湯船に浸かってしっかりと体を温めるのが効果的です。

 

 

 

お風呂で温まることができたら、寝るときに靴下や電気毛布などを使いたいと感じることもなくなるはずです。

ストレッチをする

寝る前にストレッチをすることで、血行を促進し体を温めることができます。体が硬い人の場合、ストレッチで体を柔らかくすることで代謝もアップするのでおすすめですよ。

 

 

 

梨状筋のコリについてもご紹介しましたが、梨状筋も簡単なストレッチでほぐすことができます。その方法は、仰向けに寝て片方の膝を反対側の手で持ち、グーッと床に近づけるように倒すだけ。

 

 

 

特に痛みを感じるようなこともないので、気持ちいいと感じる程度の力で続けてみましょう。

部屋の温度を上げすぎない

冷えを防ぐためにとどうしても部屋の温度を上げてしまいがちですが、あまりに高い温度に設定しておくと深い眠りを妨げてしまいます。体の表面だけでなく、体内の温度低下を阻害してしまう可能性があるためです。

 

 

 

眠りやすい温度はおよそ18℃、理想的な湿度は50%と言われています。この数字を徹底して守るのは難しいと思いますが、ある程度の目安として覚えておくと良いでしょう。

 

 

 

毛布や布団をかければ中は自然と暖かくなるので、暖房器具ばかりに頼らないのも大切です。

厚着をしたり靴下を履いたりしない

着るもので体感温度を調節するのは一番手っ取り早い方法ですが、靴下を履いたまま寝ると寝ている間にかいた汗が肌に付着することにより冷え、余計に眠れなくなってしまうといったことが考えられます。

 

 

 

また、あまりにも厚着をして寝ると寝返りがしにくくなり、睡眠中にストレスを感じることで深い眠りがとれなくなります。

 

 

 

それに、ただでさえ室温よりも暖かくなりやすい布団のなかで厚着をしていれば汗をかくのは当然ですよね。靴下と同じく、かいた汗を厚着のせいでうまく蒸発できずに体の冷えに繋がってしまう可能性があります。

 

 

 

暖房器具でおすすめなのは、時間によって自動的に温度が下がる湯たんぽです。これを足元に置いておけば冷えも気にならなくなりますし、靴下を履かずにいれば汗の蒸発を留めてしまう心配もいりません。

まとめ

 

不眠の原因はストレスだけではなく、冷え性によるものとも考えられます。もしかすると自分が冷え性であると自覚していないまま、不眠に悩まされている人もいるかもしれません。

 

 

 

冷えは、自律神経の乱れなど様々な不調を引き起こし、結果として不眠に繋がることもあります。寝るときは正しい冷え対策を行い、快眠を手に入れましょう。